

厚みとやわらかさを兼ねた、斜子織リネン
平織りを基調としながら、経糸と緯糸を二重に組む「斜子織(オックスフォード織り)」で仕立てています。程よい厚みがありながら、リネン特有のナチュラルな素材感を持つこの生地は、豊かな水と空気に育まれた滋賀県近江の産地でゆっくりと織り上げました。さらに仕上げの段階で生地をやさしく叩きほぐすことによって、ソフトでふくらみのある風合いに。しっかりと頼もしいのに、リネンらしい柔らかさと、しなやかさが共存しています。

トップ染めが生む、奥行きのある表情感
糸をつくる前段階で染色を行うトップ染めリネンを採用し、一本一本の繊維の中に微妙な濃淡を宿しました。織り上げたときに現れる色のゆらぎは、光の加減や角度によって表情を変え、単色では得られない深みと奥行きを感じさせます。ミックス感のある布表面の陰影は、落ち着きと温もりを同時に感じさせ、カーテンとして窓辺に吊るしたときに穏やかで心安らぐ空間を生み出します。

継ぎ目のできにくい、広幅の麻生地
広幅仕様のため継ぎ目ができにくく、大きな窓でも布の流れをより自然に楽しめます。のびやかな仕立ては天然繊維と光が織り成すグラデーションを美しく際立たせ、リネンの質感をいっそう豊かに感じさせます。すっきりとした上質な存在感で、内装にやさしく溶け込み静かな佇まいを生んでくれる、使い勝手の良いドレープ生地です。




中厚手のしっかりしたリネン生地で、夜間もしっかりと視線を遮ります。遮光性はないため光は透過しますが、混ざり合う色糸の強弱と斜子織ならではの高い密度でプライバシー効果は高めです。リビングからプライベートな寝室まで、お部屋を選ばずどんな空間にも似合います。


混ざり合う色彩、ノスタルジー
6色の色展開は、繊維の中に微妙な濃淡を含んだMIXカラー。奥深い色彩はどこか懐かしく、やさしい印象を与えます。ライトグレー、グリーン、オレンジ、ブルー、ネイビー、ブラウンと豊富な色数ですが、どれも穏やかで麻ならではのくすみを帯びた色調。派手さはないのに程よい存在感があって、幅広いインテリア空間に馴染みます。


ヨーロッパの伝統的な高級繊維
- リネンの原料はフラックスという植物です。
- フランス、ベルギー、オランダなどヨーロッパを中心に寒冷の土地で生育します。
- 草丈は80cm 位の一年生の亜麻科の草木であり、淡紫色の五弁の可憐な花が咲く植物です。
- 麻は表面がザラザラ・チクチクとした肌への刺激を想像されますが、リネンはソフトでしなやか。ラミーに比べて毛羽立ちが少ないのが特徴です。
▶︎詳しくは「素材について」

日本で織られた生地
- 麻織物産地として歴史の古い滋賀、ものづくりが盛んで高度な技術が残る静岡など、すべての生地は日本でつくられています。
- natsusobikuの扱う麻はとても繊細な繊維のため、布を織ることは簡単ではありません。繊細な麻糸を綺麗に織り上げる高度な技術と、多湿な気候などの環境が整う、限られた産地で製造されています。
日本で縫製した製品
- 国内の産地で織られた生地は、主に栃木県那須塩原の加工所にてカーテンへと縫製されます。
- やわらかく繊細で、ゆがみなどが起こるため、高い技術と経験が必要とされる天然繊維のリネンの縫製。長い経験とインテリア縫製に特化した設備が整う専用工場で、職人たちがひとつひとつ丁寧に仕立てています。





