コフ Kofu
エシカルな素材ヘンプ 双糸使いの厚手平織りカーテン
日本の伝統文化に寄り添う、ヘンプの繊維
麻のなかでも、最も環境にやさしいと言われているのがヘンプです。農作物を育てるのに向かない瘦せた土地でも栽培ができ、水をあまり必要としないことなどから、オーガニックという概念がないほど環境負荷の小さい植物。遊休地の活用や砂漠の緑化、地球環境に恵みを与える素材と今注目されています。日本人は古来から、ヘンプに親しんで活用してきました。残念ながら現在の日本では法規制によって栽培を行うことができず、原料は輸入に頼らざるを得ませんが、長く白く輝くヘンプの繊維は、穢れを祓う神聖なものとして神事や伝統文化の中に今でも生かされています。
ヘンプ糸を撚り合わせて生まれる、しなやかで素朴な帆布生地
ヘンプは布としては、強いシャリ感が肌に馴染まないとされてきましたが、natsusobikuの「コフ」は上質なヘンプ糸を二本撚り合わせて双糸使いにして織り上げることで、凹凸のある表面でありながら、空気を帯びたような優しい触れ心地に仕上げています。リネンと比べると繊維が粗く硬いため、不均一でナチュラル感の強い見た目になります。光を透した時に浮かび上がるバラつきのある糸の存在感がリネンよりも強いのが特徴的です。高品質で丈夫なヘンプの帆布。その姿からは、古き良き日本の原風景が思い浮かびます。
マットな質感と、落ち着きのある低彩度の染色
光沢は控えめでマットな質感。双糸使いならではの厚く手持ち感のある生地で、布に負担をかけることなく柔らかさを出すため、浜松産地で時間をかけて丁寧に織り、風に当てながら自然な風合いに仕上げています。ムラ感のある独特なヘンプ糸をグレイッシュな色彩に染め上げた、まさに自然から切り取ったような色調。化学繊維のような彩度の高い染色とは異なり、いつの時代も変わらない魅力的な佇まいで室内空間を整えてくれます。
厚くボリュームのある生地ですが、ざっくりとした織り目から光を透すため、お部屋はそれほど暗くなりません。外界からの視線は夜間でもしっかりと守り、プライバシー効果は高めです。ヘンプは紫外線を遮断する効果が他の麻繊維よりも強く、UVカット機能も優れています。リビングや寝室の大きな窓に採り入れると、穏やかな存在感で空間を引き締めてくれます。
様々な空間に馴染む、万能のアッシュカラー
くすみがかったベージュとグレーの2配色。「01 砂」はナチュラル空間に似合うベージュ色で、木のぬくもりのあるお部屋をはじめとする様々なインテリアに調和します。「02 霞」はモルタルをあしらった無機質な空間にも似合う、クールな色彩。モノトーンのインテリアに感性をプラスしてくれます。
日本の歴史に深い関わりのある伝統的繊維
- 日本には古くからヘンプが自生しており、日本神道とも密接な関わりのある伝統的な繊維。麻といえばリネンまたはラミーが主流ですが、健康志向の高まりやエコロジーの観点から有効な植物繊維として見直されつつあります。
- 少量の水で育ち、成長が早く丈夫なため農薬や化学肥料も必要ない、麻の中でも最もエシカルな素材です。 清涼感のあるドライな手触り。繊維が粗く硬いため、スラブ感が特徴的な自然な風合いの布となります。
▶︎詳しくは「素材について」
日本で織られた生地
- 麻織物産地として歴史の古い滋賀、ものづくりが盛んで高度な技術が残る静岡など、すべての生地は日本でつくられています。
- natsusobikuの扱う麻はとても繊細な繊維のため、布を織ることは簡単ではありません。繊細な麻糸を綺麗に織り上げる高度な技術と、多湿な気候などの環境が整う、限られた産地で製造されています。
日本で縫製した製品
- 国内の産地で織られた生地は、主に栃木県那須塩原の加工所にてカーテンへと縫製されます。
- やわらかく繊細で、ゆがみなどが起こるため、高い技術と経験が必要とされる天然繊維のリネンの縫製。長い経験とインテリア縫製に特化した設備が整う専用工場で、職人たちがひとつひとつ丁寧に仕立てています。
How to order
オンラインショップからの購入
ご注文サイズや仕様が明確な方はオンラインショップから、そのままご注文いただけます。1・2窓程度のご購入や、カーテンのオーダー経験のある方はこちらをご利用ください。
まずはカーテンの上部スタイルをご選択ください。
スタイルの特徴について
見積もりやプランニング希望の方へ
詳しいご相談をしたうえでご購入の場合や、新築・リフォームなどで複数のカーテンをご検討の場合におすすめです。